『肺気腫の症状』 - 原因や初期症状から学ぶ肺気腫とは -

肺気腫の病態




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肺の中には無数の肺胞と呼ばれる小さい部屋があります。小さい部屋に分かれていることで表面積を増やしています。


表面積が増えればそれだけたくさんの毛細血管が分布でき効率よく酸素と二酸化炭素の交換を行うことができます。


■肺がスカスカの状態になる

肺気腫ではこの肺胞の境が壊れ、2個が合体してやや大きな1個に、さらにそれがまた合体してもっと大きな1個にというように進行していき、しだいに肺の中に風船のように中が空気だけの大きな部屋がたくさんできていきます。


これらは気腫性嚢胞(のうほう)と呼ばれ、直径が数mmを越えるようになるとCTスキャン上もたくさんの空洞として認められるようになりスカスカという状態なってきます。


すると、その分毛細血管が分布している表面積が減るので呼吸の効率が悪くなり、息切れが進行していきます。


息切れを自覚したときには、すでに肺気腫はかなり進行してしまっています。


■肺が膨らんだ状態になる

肺の中にできた気腫性嚢胞(風船のような大きな部屋)は、なかに空気が入っているだけですので簡単に潰れそうに感じますが、実際には膨らんだままで息を吐いても小さくなりません。


これは大きく膨らませた風船と小さく膨らませた風船をつなげると、小さい方がしぼんで大きい方だけが膨らむという法則(ラプラスの法則)にもとづいています。


肺気腫は肺の中に呼吸にはまったく役に立っていない膨らんだままの風船をたくさん抱えているのと同じ状態にあります。



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