『肺気腫の症状』 - 原因や初期症状から学ぶ肺気腫とは -

肺気腫の検査と診断




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肺気腫は主にスパイロ検査と画像検査によって診断が行われます。


肺気腫の診断は症状、身体所見に加え、胸部画像診断(CT検査)や肺機能検査(スパイロメトリー)を行います。


主な症状として、咳、痰、喘息、労作時の呼吸困難などを伴います。診察及び検査の特徴的な所見は、胸郭前後径の拡大、頸部の呼吸補助筋の緊張、口すぼめ呼吸、聴診での呼吸音の減弱、呼気延長です。


さらに重症な場合は、チアノーゼ、下腿の浮腫、体重の減少もしくは増加といった特徴があります。


■スパイロ検査

スパイロメーターという肺活量計の筒を口にくわえ、思い切り息を吸いこんだあとにできるだけ速く息を吐き出し、吐き切るまでを測定します。吐き出した息の最大量を努力性肺活量(FVC)と呼び、最初の一秒間に吐き出せる息の量を一秒量(FEV1)と呼びます。

●測定でわかる肺のはたらき

・1秒量(FEV1)=1秒間に吐き出せる息の量

・努力性肺活量(FVC)=最大限まで吸ったあと、力いっぱい吐き出した息の量

・1秒率(FEV1/ FVC)=1秒量(FEV1)÷努力性肺活量(FVC)×100

そして一秒量(FEV1)が努力性肺活量(FVC)の何%にあたるかという数値を一秒率(FEV1%)と呼び、この一秒率(FEV1%)が70%未満の場合、呼吸機能が低下しているとみなされ、肺気腫の可能性が疑われます。


【肺気腫の病期分類】

病期 気流閉塞の程度 検査値
Ⅰ期 軽度 FEV1/ FVC<70%
%FEV1≧80%
症状はあっても咳・痰程度です。
Ⅱ期 中等度 FEV1/ FVC<70%
50%≦%FEV1<80%
息切れ、慢性の咳・痰がみられます。
Ⅲ期 高度 FEV1/FVC<70%
30%≦%FEV1<50%
息切れがひどくなり、生活に支障がでます。
Ⅳ期 極めて高度 FEV1/ FVC<70%
FEV1<30% あるいは、FEV1<50%
慢性呼吸不全を合併している


■画像検査

X線検査やCT検査で肺の様子や横隔膜の状態、肺胞の様子などを調べます。

【X線検査】
正常な人に比べて肺が大きくなっていたり横隔膜が平らになっているのがわかります。

【CT検査】
正常な人に比べて血管の陰が減少しているのがわかります。


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