『肺気腫の症状』 - 原因や初期症状から学ぶ肺気腫とは -

肺気腫の治療とガイドライン




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残念ながら今のところは肺気腫を完全に治す根本的な治療法は確立されていません。しかし早い時期に診断を受けて治療を始めることで、病状の進行を遅らせることができます。


近年、様々な病気の診断・治療に関するガイドラインが発表されています。肺気腫についても「日本呼吸器学会」が作成した診断と治療のためのガイドラインがあります。


その中では肺気腫を0期からⅣ期にわけて治療法が述べられています。0期はリスク群ともよばれ呼吸機能は正常で咳や痰の慢性の症状がある人がこれに属します。


さらに、呼吸機能によってⅠ期:軽症、Ⅱ期:中等症、Ⅲ期:重症、Ⅳ期:最重症と分類されています。クスリが使われるのはⅠ期以降の患者さんです。


肺気腫の患者さんに使われる薬剤は気管支を拡げる「気管支拡張薬」が主体となります。


■理学療法(呼吸リハビリ)

一般的に肺気腫の患者さんは、息切れや呼吸困難を起こしやすいため、運動が極端に減ってきます。

しかし運動をしないとますます呼吸困難を増長させることになります。

このような悪循環を断ち切るために、肺気腫の患者さんには適度な運動と栄養管理が必要になります。

ただしどの程度の呼吸リハビリや運動療法を行うかは、運動中の動脈の酸素濃度や脈拍、ときには心電図などをモニタ-しながら決めなければなりません。

初めは専門医と理学療法士のいる設備のととのったの施設で行う必要があります。栄養管理も栄養士の指導のもとに行われます。


■薬物療法

薬で肺気腫を治すことはできませんので、あくまで楽に呼吸ができるようにしたり、心臓や肺の負担を少なくするために行われます。

気管支拡張剤や去痰剤、感染に対して抗菌剤、心不全に対する強心剤など対症療法が主になります。

とくに抗コリン剤と呼ばれる薬剤の吸入療法により咳や息切れなどの症状はかなり緩和されます。


■在宅酸素療法

薬物療法だけでは呼吸困難の症状の改善が不十分な症例に対しては、在宅酸素療法が行われます。

通常自宅に酸素を作る器械を設置して、散歩や外出時には携帯用の酸素ボンベを使用します。

最近は外泊する際、外泊先にも一時的に器械を設置するサ-ビスも行われるようになったため、温泉に行って泊まったりすることも可能になりました。

在宅酸素療法により患者さんの行動範囲は著しく拡大されています。


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